WordPress 7.0が公開され、大規模なアップデートが行われました。今回のアップデートでは、管理画面の見た目だけでなく、ブロックエディタ機能や開発環境にも大きな変更が加わっています。
特に、サイト制作や運営をしている方、ElementorやWooCommerceなど各種プラグインを利用している方は確認しておきたい内容が多く含まれています。
この記事では、WordPress 7.0の主な変更点を分かりやすく紹介します。
WordPress 7.0とは?
WordPress 7.0は、使いやすさの向上と今後の拡張性を意識した大型アップデートです。
今回の特徴は大きく分けると次の3つです。
- 管理画面のデザイン改善
- ブロックエディタ機能の大幅強化
- 開発者向け機能・AI基盤の追加
普段サイトを更新する方にも、サイトを制作する方にもメリットのあるアップデートになっています。
WordPress管理画面(wp-admin)がより使いやすく進化
今回のアップデートでは管理画面の見た目がより現代的になりました。
主な変更内容:
- 新しい「Modern」カラースキーム追加
- 画面遷移アニメーション改善
- フォント管理機能追加
- コマンドパレット機能強化
以前よりも画面の視認性が高まり、作業しやすくなっています。
大きく操作方法が変わるわけではないため、今まで使っていた方も違和感なく移行できるでしょう。
ブロックエディタが大幅進化
今回の目玉のひとつがブロックエディタの強化です。
デバイス別の表示切替が可能に
これまではテーマやプラグインに頼ることが多かった機能ですが、WordPress標準で対応しました。
例えば以下のような使い方が可能です。
PCだけ表示: 大きな画像バナー
スマホだけ表示: 縦長のバナー
タブレットのみ表示: 専用コンテンツ
これにより、レスポンシブ対応の自由度が向上します。
Elementorでは以前から実装されていましたが、標準搭載されたことでより扱いやすくなりました。
動画背景が簡単に設定可能
Coverブロックの強化により、動画背景が簡単に設定できるようになりました。
活用例:
- ファーストビューの動画演出
- 商品紹介ページ
- 企業サイトのメインビジュアル
- ランディングページ
これまで動画背景は設定に手間がかかることがありましたが、標準機能で利用しやすくなっています。
新しいブロックも追加
新たに追加された主なブロックはこちらです。
- パンくずリスト(Breadcrumbs)
- アイコン(Icons)
- 見出しバリエーション
SEOプラグインや追加プラグインを使っていた機能の一部が標準化されました。
ギャラリー機能も強化
画像を扱うサイトでは嬉しい改善もあります。
ライトボックス機能対応
画像をクリックすると拡大表示できるようになります。
利用例:
- 施工事例
- 商品一覧
- 写真ギャラリー
- ポートフォリオ
グリッドレイアウト改善
レスポンシブ対応が強化され、スマホ表示時のレイアウト調整が簡単になりました。
画像を多く扱うサイトでは、作業効率が上がりそうです。
開発者向けの変更点
サイト制作やプラグイン開発をしている方には大きな変更があります。
PHPだけでブロック登録が可能
従来はブロック開発で以下が必要になるケースがありました。
- PHP
- JavaScript
- React
- ビルド環境
WordPress 7.0では、PHPだけでブロック登録できるケースが増え、開発負担が軽くなりました。
AI対応の基盤も追加
AI関連機能についても基盤が追加されています。
対応例:
- ChatGPT系サービス
- Gemini
- Claude
ただし注意点として、AI機能が標準搭載された訳ではありません。
「AIプラグインを開発しやすくする仕組みが追加された」という位置付けになります。
なお、今後はAIによる記事作成支援やSEO分析など、さらに便利な機能が増えていく可能性があります。
アップデート前に注意したいポイント
WordPress 7.0は内部構造にも変更が多くあります。
更新前には以下を確認しておきましょう。
- テーマの対応状況
- プラグインの対応状況
- カスタムコードの動作確認
- バックアップ取得
- ステージング環境でのテスト
特に以下を多用しているサイトは事前確認がおすすめです。
- Bricks
- WooCommerce
- JetFormBuilder
- 独自ブロック
- カスタム投稿系プラグイン
まとめ
WordPress 7.0は見た目の変更だけでなく、今後のサイト制作や運営にも影響する大型アップデートです。
今回のポイントをまとめると…
- 管理画面が見やすくなった
- ブロック機能が大幅強化
- 動画背景や表示切替が標準搭載
- AI対応基盤が追加
- 開発者向け機能も強化
特にブロックエディタ中心でサイト制作をしている方は、作業効率向上を実感しやすいアップデートになりそうです。

エクスペクト合同会社 代表社員 | Elementor Expert |
アパレル商社、証券会社、IT関連・広告関連企業の役員を経て2017年に独立。これまで1,000サイト以上に携わる。
TOFUラボ主催 第3回マジワン『コード書かないウェブサイトコンテスト』優勝。