
2023年のEコマースのシステムシェア(上図)を見るとWooCommerceが圧倒的なシェアをキープしていました。
しかし、時は流れ2026年の今年はどうでしょうか?
最新のシェア事情とその背景についてみていきたいと思います。
【2026年最新版】Eコマースのシステムシェア

Cart Functionalityというこれまでなかったものが24.88%と大きなシェアを締めています。
Cart Functionalityとは、特定のECサービス名ではなく、ショッピングカート機能を実装しているWebサイトのうち判別不能なカートを指しています。
つまり、2023年はother(その他)に入っていたものを明確に(1)分かっているけど%(パーセント)で表すとごく僅かなシステムと(2)独自開発されたものや古すぎるシステムでどのようなシステムか判定できない不明なものを、分けただけと考えられます。
そうするとOtherの20.64%とCart Functionalityの34.88%を足した55%が本来のOtherということになります。
1位Shopify、2位WooCommerce
2026年最新版は、1位はShopify、2位はWooCommerceと1位と2位が入れ替わりました。
しかし、Shopifyは前回(2023年)と同じく19%でしたが、WooCommerceが23%から8%と大きくシェアを落としたことになります。
では、なぜシェアを落としたのか。
明確な理由は分かりませんが、想像すると以下の理由が考えられます。
(1)SEOの力に頼らなくて良くなった
WordPressはブログコンテンツを増やしたり、SEOに強い印象ですが、現在のECサイトにおけるモノの販売方法としてSEOに頼る必要がなくなってきたと言えます。
たとえば、InstagramやTikTokのようなSNSや広告、口コミ、アフィリエイトなどサイトの商品やブランドの認知度を向上させる手法が増えたことでSEOだけに頼らず集客できるようになったと考えられます。
(2)WordPressで構築するメリットが無くなった
WordPressではサーバーを借り、テーマ、プラグインを設定するなど高度な知識やスキルが必要とされ、各テーマやプラグインのバージョンを管理する、決済会社との契約と設定など、運営の手間がかかります。
しかし、簡易的にEコマースを作れるシステムが他にあることで、WooCommerceの必要性が薄れてきたという背景もあると考えられます。
(3)Eコマースを基盤とする考え方が主流になった
これまでは、「ホームページ プラス Eコマース機能」という考え方でWooCommerceが選択されていましたが、これからは「Eコマースを基盤にする」ように考え方が変わってきたと考えられます。
つまり、ShopifyのようなEコマースのためのシステムの方が手間なくECサイト構築ができ、すぐに販売ができると考えるユーザーが増えたことが要因のひとつと考えられます。
日本は圧倒的なWix

日本はWixが圧倒的にシェアを締めています。
WixはEコマースだけでなく、その手軽さから日本では人気の高いCMSです。
BASEやStoresなど固定費が無料で使えるものやMackShopなど日本独自のシステムもランキングされています。
2026年のEコマースまとめ
これまで「ホームページにEC機能を追加」という構図を考えるとWooCommerceはその選択しとして優位にたっていましたが、Eコマースを基盤にするという考え方からするとWooCommerceは少しピントがずれてきたと言えます。
ホームページを別のCMSで作ったとしても、そのサイトにEC機能を追加したり、別のシステムで購入させるという選択肢が増えました。
それが、Other(20.64%)とCart Functionality(34.88%)と言えます。
現にWooCommerceがシェアを落とした分、ここに加算されていると考えると辻褄が合います。
Shopifyは伸びているのか?
これは先程述べたとおり「NO」です。
2023年も2026年も19%で伸びているとは言い難いです。
WooCommerceは衰退しているのか?
これも実は「NO」です。
厳密には「YESとは言えない」です。

これは別の統計データです。
この推移を見ていると確かに数字は減っていますが、圧倒的なシェアは変わっていません。
「ECならWooCommerce」という時代から、「用途によってWooCommerce、Shopify、外部カート、独自実装を使い分ける時代」に変わった
以上が、わたしの意見です。
これからEコマースをはじめる方やカートシステムの乗り換えを検討されている方に、今後の成長にあわせて最適なカートシステムを導入する支援といたします。
お問い合わせ、ご相談は無料ですので、お気軽にご連絡ください。

エクスペクト合同会社 代表社員 | Elementor Expert |
アパレル商社、証券会社、IT関連・広告関連企業の役員を経て2017年に独立。これまで1,000サイト以上に携わる。
TOFUラボ主催 第3回マジワン『コード書かないウェブサイトコンテスト』優勝。