このブログは、「オンラインショップをこれから開設したい」と考えている方に向けて書かれたものです。ぜひ、参考にしていただければ幸いです。
なお、オンラインショップの開設に関連する内容については、こちらの記事もあわせてご覧ください。
オンラインショップ開設には2つのパターンがある
オンラインショップを開設しようとする場合、以下の2つのパターンに分けられます。
- 商品が用意できたばかり、これからネット販売を始めたい
- 既に実店舗などで販売しており、ネット販売も開始したい
さらにパターン1については、次のように細分化できます。
- すでにネット上で売れている類似商品がある
- まったく新しい商品で、市場の反応が未知数
オンラインショップ開設の3パターンを解説
上記の3つのパターンをもとに、それぞれに最適なオンラインショップ構築方法について解説します。
テストマーケティングを重視するパターン(パターン3)
「まったく新しい商品」を販売する場合
このケースでは、初期費用を抑えてスモールスタートを切ることが重要です。市場の反応がわからない中で高額な投資をするのはリスクが大きいため、費用対効果の高いサービスを活用しましょう。
たとえば、テンプレートが用意されていて、自分で設定可能な【BASE(https://thebase.com/ )】のような無料で始められるサービスがおすすめです。
初期予算が50万円以下であれば、このようなサービスを活用し、広告費などにコストを回す戦略が有効です。
実績のある商品のオンライン展開(パターン1)
リアルで売れている商品をネットでも販売したい場合
このパターンでは、ネットでの成功確率が高いと言えます。ただし、単に価格が安いだけの商品では差別化が難しく、競争が激しくなりがちです。
成功のポイントは「独自性」や「限定性」にあります。
- 他では買えない商品
- 特徴的な商品
- ストーリー性のある商品
まずは「発送業務」が必要になることを前提に、新しい販売プランを設計しましょう。
考慮すべきコスト要素:
- パッケージ代
- 送料
- 緩衝材
- 納品書印刷代
- プラットフォーム手数料
これらを加味しても利益が出る価格設定・販売計画を立てます。その後、受注から発送までの流れをシミュレーションし、必要なシステム機能(例:送り状や納品書の自動発行)を洗い出し、導入に進みましょう。
商品の販売実績がある場合は、適正な投資を行ってスピーディーに構築するのがおすすめです。
既にネットで販売実績がある場合(パターン2)
このパターンでは、すでにオンラインで売れているという実績がある一方で、慎重な分析が求められます。
以下のような商品は要注意です:
- 一巡すると需要がなくなる商品
- 価格競争に陥りやすい商品
- ニッチすぎて市場が小さい商品
これらに該当しない場合でも、自社の強みや差別化要素を明確に分析することが重要です。
それをテキスト・図表・写真などに落とし込み、サイト内でしっかりと訴求することで、競争優位を築くことが可能です。
まとめ
「オンラインショップ 開設」というキーワードには、さまざまな背景があります。自社の商品や目的に応じて、最適なスタートの切り方が変わってきます。
- 新しい商品なら、テストマーケティングでリスクを抑える
- 実績ある商品なら、計画的にネット展開する
- すでに売れている商品でも、冷静な分析と訴求が重要
それぞれのケースに合った方法で、効果的なオンラインショップ開設を進めていきましょう。
エクスペクト合同会社 代表社員 | Elementor Expert |
アパレル商社、証券会社、IT関連・広告関連企業の役員を経て2017年に独立。これまで1,000サイト以上に携わる。
TOFUラボ主催 第3回マジワン『コード書かないウェブサイトコンテスト』優勝。