ランディングページとは?サービスページと何が違うのか

ランディングページとは?サービスページと何が違うのか

ランディングページの目的やターゲットを見失ったまま制作すると、サービスを提供する側は、なんとか商品の良さをすべて盛り込もうとしてしまいがちです。ここでは、「オーダーメードスーツ」が商品(サービス)と仮定して、ランディングページの定義とサービスページとの違いについてまとめています。

ランディングページとサービスページ

ここでは、「オーダーメードスーツの採寸申し込み」がコンバージョン(目的)と仮定します。

ランディングページは「オーダーメードスーツの採寸の申し込み」をボタンをクリックするよう誘導するページ

ランディングページは、エクスペクトのオーダーメードスーツなら、イタリアから輸入した高級生地で、生地の種類や色は豊富、デザインはクラッシックからダブルスーツ、スリーピースまで選べる、ディティールも細かくデザインできる、日本の縫製だから安心!しかも今回は採寸申し込みをすると2着目無料で購入できる!など、そのランディングページを閲覧中に、突き刺さる要素やお得感を盛り込んで、クリック=アクションを起こしてもらうためのページです。

サービスページは企業ページ(コーポレートサイト)やサービスサイト内の1部で、「オーダーメードスーツ」のより深堀りした情報を発信するための文字の多いページ

一方サービスページでは、エクスペクトのオーダーメードスーツについてもっと深く知ってもらうためのページです。例えば、生地の織り方について写真や動画・文字によって詳細に伝えたり、職人技の仕立ての製法などそのサービスや商品の付加価値を高める詳しい情報を掲載します。いわば、商品のファンやリピーターになってもらうためのページとも言えるでしょう。その場で衝動的にアクションをしなくても、時間の経過とともにジワジワと興味をもってもらえるようなページです。
サービスページも情報をある程度まとめる必要せいがあるため、ブログでさらなる詳しい情報を発信するのもファンを増やす方法としては有効です。

ランディングページのターゲット

ランディングページ制作時において大変重要なのがその制作の目的です。サービスや商品によって、その目的が当然異なりますが、ここでは前述したとおり、「オーダーメードスーツの採寸申し込み」をその目的とします。目的は1つではありますが、ターゲットはどうでしょうか?ターゲットを絞るということは大変重要なことです。

「オーダーメードスーツの採寸申し込み」という1つの目的でも様々なターゲットが考えられます。

1)オーダーメイドスーツが浸透していない若い年代層をターゲットとする
2)すでにオーダーメードスーツの良さがわかっている年代層をターゲットとする
3)既成のスーツだと問題がある人たちをターゲットにする

同じ1つの目的であっても、異なるターゲットに合わせたランディングページのストーリーが必要になるということがおわかり頂けるのではないでしょうか。

一方で、サービスページはその商品そのものにフォーカスするため、ウェブサイト上のターゲット設定はあるものの、そのページを訪れた万人が受け入れやすいページが必要です。

ランディングページはターゲットにフォーカスしてページを制作する

ランディングページはSNSや広告を見て、ある程度その商品に興味を持っているところがスタートです。すでに興味を持ってくれているユーザーの背中を上手く押すストーリーが重要です。ランディングページは長尺のページですから、最初のインパクトあるキャッチコピーでさらに興味を持ってもらえたら、共通の悩み=共感してもらい、悩みが解決できそうだ、と考えてもらえるような顧客の立場に立ったストーリー立てが重要になってきます。

先程の3パターンでコンバージョンに至るストーリーをそれぞれ考えてみます。

1)オーダーメイドスーツが浸透していない若い年代層をターゲットとする

  • ⬇オーダーメードスーツなんて、20代にはまだまだ早いと考えてませんか?
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2)すでにオーダーメードスーツの良さがわかっている年代層をターゲットとする

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3)既成のスーツだと問題がある人たちをターゲットにする

  • ⬇スポーツをしていたので既成のスーツだと、そでの上腕部分や脚のももの部分がキツくて困っているけれど、オーダースーツは高そうだと思ってませんか?
  • ⬇そんなコトないんです!既製品とあまり変わらない値段で高品質なオーダースーツ!元スポーツ選手の●●さんも愛用!細かい採寸や体型の特徴にあわせて、タック数、装飾ポケットのデザインも細かく指定できて、この値段はエクスペクトだけ!
  • ⬇しかも、採寸をしてくれた方が顔の色から似合うスーツの色や形をいくつか勧めてくれてあまり迷わず、採寸にかかる時間も、いつものスーツ探しに比べたら時間もかからないし断然楽でした!
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  • ⬇さらに!このページから採寸を申し込めば、2着目無料!超お得!
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ランディングページはターゲット層に向けて魅力的な画像や動画、短くてわかりやすいキャッチコピーを配置し、衝動的に近い形でアクションをおこしてもらうことが目的です。上記のターゲット別ランディングページのストーリでもわかるとおり、それぞれのターゲット向けストーリーは異なります。

【まとめ】ランディングページとサービスページとでは、フォーカスするものが異なる

ランディングページの目的やターゲットを見失ったまま制作すると、サービスを提供する側は、商品の良さをすべて盛り込もうとしてしまい、ぼんやりとした魅力しか伝わらず、アクションは期待できません。
頭ではわかっていても、初めてランディングページを制作する時は特に陥りやすい、あやまったコンテンツの伝え方です。したがって、あれもこれも伝えたい商品の良さはサービスページやブログなどを通じて詳しく伝え、そこからランディングページに遷移させるようなページ構成を考えましょう。

ランディングページは短めのキャッチフレーズでわかりやすく、見に来た人のお得感やコレなら申し込もうかな、という気持ちを上手にかりたて、行動に移しやすくするしかけや工夫が必要です。特に、日本人は「限定」や「無料」という付加価値に購買意欲をそそられるようです。

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